ウィンダリア

80年代、一部の劇場でしか上映されなかったにも拘わらず、多くのあの目ファンに指示された長編アニメ映画「ウィンダリア」。いのまたむつみ氏が作画担当した、この作品のテーマは「約束」だ。当作品は、2組の男女が主役となり物語を展開する。1組は、サキの村に住む若い仲良し夫婦・イズーとマーリン。もう1組は、海の国イサのプリンセス・アーナスと、山の国パロのプリンス・ジル。アーナスとジルは、迷いの森に入り込んだ時に出会い、恋仲となるのだが、この両国で領土争いの戦争が勃発してしまった。敵対国となり動揺するアーナスとジル。しかし、二人は改めて愛を確かめ合い、戦乱を終結させようと約束する。しかし、戦局はますますエスカレートしていく。その中間に位置するサキの村も他人事ではなく、戦火に巻き込まれてしまう。農業と畜産で貧しい生計を立てていたイズーとマーリン。日頃から常々、愛するマーリンをもっと裕福にしてやりたいと思っていたイズーは、マーリンの反対を押し切ってパロの傭兵になってしまう。「必ず戻ってくる」と約束して旅だったイズーと、その約束を信じて独り待つマーリン。戦乱は、圧倒的に武力で勝るパロがイサを滅ぼして勝利。アーナスは、信じていたジルに裏切られ、二人共々心中する。パロを勝利に導いく英雄となったイズーは、優雅な生活にマーリンの元へ帰る約束を忘れていたが、そんな生活も束の間、今度は命を狙われる羽目になる。そこでようやくマーリンとの約束を思い出し帰宅するのだが、そこで待っていたのは、イズーと野約束だけを信じて待ち続け、魂だけになったマーリンだった。そう、マーリンは流れ弾で帰らぬ人になりつつも、イズーを待っていたのだ。童話めいた戦史・ウィンダリア、約束の大切さを教える作品です。

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